ただのOLのブログ

オタク隠してる普通のOLが思うままに書いてる。あくまで個人の感想です

舞台「BACKBEAT」再演 熊本公演 感想(+熊本旅行記)

 更新が約1年ぶりとなり、かなり久しぶりですが生きてます。仕事では本当にいろいろありましたし、現在進行形でいろいろあるけどなんとかまぁ…。ですが今回の舞台をみてすごく元気が出たので頑張れそうです。なんかどんな感じで書いていたか思い出せないぐらい久しぶりなので、読みにくいかもしれませんがよろしくお願いします。

 そういえばタイミングを逃して何も書いてませんでしたが、冬のライオン(2022年2月)と裸足で散歩(2022年9~10月)観劇しました。お前はいつの話をしてるんだ?というぐらい前の舞台のことで恐縮ですけど、どちらもすごく面白くて好きだったので、ここでちょろっと感想を書きたいです。
 冬のライオンは、領土争いと後継者争いが引き起こす主導権の争いがまぁ~~~面白かったです。誰がどの情報を知っているのか、いつどのタイミングでどの情報を開示するのかとか、誰がどちら側についているのかとか、会話によって次々に変わっていく状況がめちゃめちゃに面白かったです。推しの出演がきっかけで知りましたが、もしまた上演されるとなったら出演者が誰であろうと見に行きたいと思いました。
 裸足で散歩は兵庫公演を観劇したんですが、ザ・コメディという感じで何回も声出して笑いました。特に推しのジャミラが見られるとは思ってもなかったので普通に笑った。他にも小ネタがいろいろあって笑いました。コメディ最高や…。

 冬のライオンのエレノアといい、裸足で散歩のバンクス夫人といい、ユーモアがあって面白い切り返しができるそんな大人になりたいなと憧れを持ちながら見てました。面白い人間になりたい…。

 と、まぁもっといろいろ書きたかったような気がしますがこれからは「BACKBEAT」の感想を書いていきます。まずはストーリーから。

1960年、イギリス・リヴァプール
絵の才能を持つスチュアート・サトクリフ戸塚祥太)は、同じ学校に通う親友ジョン・レノン加藤和樹)に誘われ、ロックバンドにベーシストとして加入する。スチュアート、ジョン、ジョージ・ハリスン辰巳雄大)、ポール・マッカートニー(JUON)、ピート・ベスト(上口耕平)ら5人の“ビートルズ”は、巡業で訪れたドイツ・ハンブルクの地で頭角を現してゆく。

とある夜、スチュアートは彼らのライブに来ていた女性写真家のアストリッド・キルヒヘア(アストリッド・キルヒヘル)(愛加あゆ)と運命的な出会いをし、二人は恋に落ちる。スチュアートはアストリッドとの出会いをきっかけに再び絵を描き始め画家の道を志すが、ビートルズは魅力的なナンバーを次々に打ち出し、評判は日に日に高まってゆく―――。

INTRODUCTION |舞台「BACKBEAT(バックビート)」公式

 まずは見終わった感想を。(ネタバレあります)
 ・本当に最高。
 ・バンドっていいな。
これからいろいろ書きますが、語彙力がないので大枠としてはこんな感じです。好きな場面はすべてと言っていいぐらいどれも好きなんですが、大人になって、あんなに同じ時間を共有することがなくなった今、うらやましくてどれも眩しいです。学生時代を思い出しました。初演ではジョンレノンのとがり具合やぶっ飛び加減にやられて衝撃がすごかったんですが、初演を見ていたこともあって今回はちゃんと(?)見れたような気がします。
 個人的な話ですけど、5人のノリとか雰囲気とかが学生時代のそれに似ているところがあって懐かしかったです。小学校~大学までくだらなさ過ぎてほとんど覚えてないですけどほんとなつかしい。パッと思いつくのは、アストリッドと初めて会った時の「スチュ、アストリッドだよ」「誰?」「しらね」というところでしょうか。私の周りの酔っぱらった大学生は大体こんなもんで適当なことしか喋ってなかったので…。でも楽しかったなぁ。あと、スチュを探しに行った灯台の場面で、異性でどれだけ仲がいいと思っていても同性にしか入れないノリってあるよなぁと思いました。それとあの、、偉大な人物に対してこう表現するのはとても憚られるのですが、あえてそのまま書かせていただきますがジョンレノンみたいなクソガキ(本当にすみません!!)問題児、学年に一人はいましたよね(あくまでも舞台上の役に対してのことなので…)。ジョンレノンの尖がり具合は今回すんなり受け入れられるようになりましたが、受け入れた今、この性格の人がどうやったらLove&Peaceの人になるんだと思わずにはいられません。

 事実は小説よりも奇なり、という言葉がありますが、このバンドに関してもそれが言えるよなと思いました。小説だったらドラマチックすぎて、やりすぎやろと言いたくなるところがありますが現実なんですもんね…。
 中でもピートベストがドラムから外される場面は心に来るものがありました。パンフレットを読んだら、3人の気持ちもまぁわからんでもないと思いましたが、「あのドラマーはいいよな」と言っていた人物が自分代わりにドラムを叩くことになるのは…。辛い…。そんな伏線の回収はやめて…。しかも告げられるのがバンドメンバーからじゃないというのがまた…。解雇を直接本人に言いにくい3人の気持ちもわかるけど、そういうことこそ3人から言ってやってくれと思いました。
 また、見どころの一つでもあるバンド生演奏ですが、ライブっぽい演出(ライブ終わりのバンドメンバーの挨拶とか、客席の拍手にバンドメンバーが反応を返したりとか)がところどころにあるせいか、私は今舞台を見ているのか?それともライブを見に来ているのか?とこんがらがっていました。まるで本当のライブのようで、極端なことを言えばライブの合間にお芝居が差し込まれてドキュメンタリーを見ているような感覚になりました。だからだとは思うんですが、やっぱりバンドっていいよなという思いが込み上がってきて懐かしいとも切ないとも違うような言い表せない気持ちになりました。最後のツイストアンドシャウト最高だったんですが、その前に「ハンブルク時代はこれが最後」「スチュは一番ロックだった」(ニュアンス)のやりとりがあったがゆえに、スチュアートとジョンが大きい額縁の向こう側へ行ってしまったときは「もうこの演奏は聞けないんだ」とある種バンドが解散した時のような気持ちにさせられ「頼むから(額縁の向こう側へ)行かないで…!」と悲しい気持ちになったしちょっと泣いた。
 演奏を聴いていてやっぱりロックはいいし好きだなという気持ちになりました。最高。名曲と言われる曲はいくら時間が過ぎたって色あせないものですね。今回演奏された楽曲を聴いて育った覚えはないのに不思議と耳馴染みが良くて体が動きそうになります。それと推しの歌い方もかなり好きです。力強いというかテンション上がる感じで。あと、スチュアートはベースが下手(ニュアンス)と舞台上で言われてましたけど、それにしては戸塚さんベース普通に上手では?と楽器素人ですが思いました。
 普通にこのバンドのファンぐらいの気持ちだから、何かしらの形で音源を残してほしいです。音楽番組で「舞台BACKBEATよりビートルズの皆さんです」と紹介されて演奏するとかないですか?もしくは、Zeppとかそれこそ日本武道館でスタンディングライブやったりしないですか?最後のアンコールなんてほぼライブの感覚でしたし。HPにもあるように20曲ぐらい演奏してるんだからライブできるだけの曲数じゃないでしょうか?その時には諸事情でピートがボーカルになった「How Much Is That Doggie in the Window?」をベースも入れて5人バージョンで演奏してほしい。このまま終わるのはさみしいです。走り続けてくれないか。
 なんかなにを書きたいか、しっちゃかめっちゃかになりましたが、とにかく最高の舞台だったということとバンドの5人が最高だったことを言いたかったです。

 …と舞台の感想を書いてきましたが、熊本に来たのでついでに観光もしてきたのでここからはそれについて書いていきます。
 前回熊本に行ったときは新幹線で移動しましたが、GW真っ只中ということもあり人が多そうということで往復飛行機にしました。舞台終わってすぐ帰ってもよかったのですが、何と言ってもお値段がすごい金額(GWすごい)だったので1日ずらして帰ることにしました。そうしたら時間が結構あるなとなったので、今回は空港から近い阿蘇を観光することにしました。結果論ですが、1日ずらしておいて本当に良かった…。公演中は大雨で、きれいな景色が見れるかなと思って取ったホテルから見えたものはこちら。


 見事な曇り空。阿蘇の山々が見れるかと思ってましたけど山どころか建物さえ見渡せない。そんな状態で山に行ったって修行になるだけなのはわかりきっているので、公演終了後に観光する予定でしたが素直にホテルの温泉に入ってゆっくりしてました。
今回泊まったホテルはこちら。【公式】ホテルルートイン阿蘇くまもと空港駅前 |ビジネスホテルの宿泊予約サイト
  温泉よかったし、朝ごはんもおいしかったし、客室も使いやすかったしで次回があればまた泊まりたいです。
  あいにくの天気だったけどまぁそれもまた次来る理由になるからいいかなと思ってましたが、最終日は見事に晴れました。ヤッター。これはもうさっさとチェックアウトして阿蘇山向かうっきゃないと、レンタカーで阿蘇山へ。向かったのは大観峰です。
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  すごい!綺麗!標高が高いからか雲が近い!とちゃんと綺麗な写真が撮れていますが、実はこの時髪が強制的にオールバックになるほどの強風でウルトラライトダウン着てるのに寒いし、真正面は太陽の直射日光でスマホの画面がまともに見れず「肉眼で見てる景色が綺麗だからとりあえず撮ればいけるやろ」でほぼ投げやりで撮りました。ちゃんと撮れててよかった。
  次に目指すはラムサール条約に登録されているという「タデ原湿原」です。
途中国造神社に寄り道したり、
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 展望台に立ち寄ったり。
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  展望台ではすっきりしない天気でしたが、空気とか雰囲気とかよかったです。途中で買ったご飯を食べつつゆっくり休憩しました。湿原を目指す途中にやまなみハイウェイを通ったんですが、この道がすごくよかったです。野焼きがあるからか、山なんですが周りは草原になっているので山というより丘という感じでニュージーランドみたいな景色が広がってました。そんな景色に熊本に行けば実質ニュージーランドに行ける…?なんて思いながら「BACKBEAT」の曲たちをYouTubeで再生してわくわくしながらドライブして、その先のタデ原湿原にもそんな景色があってそれはもう満喫しました。ちょうどその時間帯にはきれいな晴れの天気で気持ちもよかったです(ただ晴れると遮るものがないので日差しがまぶしいというか痛いというか…)。


 景色めちゃめちゃいい。人もほぼいなかったのでそれも個人的にはよかったです。遊歩道は距離別に3ルートあるんですが、どうせだったらと思って一番長い、といっても1周40分~1時間ぐらいのものなんですが、そのルートを選択してみたら湿原のほかにブナの群生があったり、


火山が近くにある関係で硫黄が溶け出してる酸性の川のそばを歩いたり(めちゃくちゃ温泉のにおいがしました)


いろいろな自然に触れることができて楽しかったです。水が酸性で生物にとって厳しい環境になっていて、山に近づくときは注意する野生動物関係を気にすることなく歩けたのもリラックスできてよかったです。そして駐車場に戻る途中には、登山口が近くにあるからか足湯なんてものが。


温泉卵が作れそうな器具が置いてあるのがまたいいです。ちなみに試しに手を入れてみましたが、めちゃめちゃ適温で絶対気持ちいいやつでした。タオルを持ってきていれば足湯入れたのに…。今回行けてない阿蘇山の火口も楽しそうだし、登山も楽しそうなのでまた熊本に行ってみたいですね。思ってた以上に楽しかったです。そして帰路につくため3月にリニューアルしたばかりの熊本空港に行ってみると、めちゃくちゃきれいでした…。キョロキョロしちゃいました。そして利用しやすそうでした…。到着した時になんとなくきれいさはわかってましたけど、いい空港だなと思いました。リニューアル工事は関空でもやってるので完了が待ち遠しいです。ただ航空会社ラウンジ、カードラウンジが一つの施設になってるので混雑度がん~…と思いましたが、ま、国内線だしそんなに気にはならないです。
 舞台はもちろん最高でしたが、熊本観光も楽しかったので今回すごくいい思い出ができてよかったです。5人のライブが実現したらいいなと願いながら今回は締めくくりたいと思います。