ただのOLのブログ

オタク隠してる普通のOLが思うままに書いてる。あくまで個人の感想です

ミュージカル『るろうに剣心 京都編』 感想

 ミュージカル見てきました。
実はるろ剣すごく好きで、漫画・アニメ・ゲームと、ある程度とおりました。おかげさまでるろ剣に関する思い出は結構あって、誰しもが試したであろう二重の極みの練習とか他の技も習得できるんじゃないかと練習したり、兄弟で練習してるうちにガチの喧嘩になったりとか。
 そんなオタクが観劇の感想をつらつらと書いていこうと思います。
まだ上演中ですが、ネタバレには一切配慮していません。

 ではまずストーリーから。

幕末の世に最強の刺客”人斬り抜刀斎”としておそれられた緋村剣心小池徹平)。
明治維新後は不殺ころさずの誓いを立て、流浪人となり刀の峰を刃とした「逆刃刀」を手に静かな暮らしを送っていた。

そんな剣心の元に、志々雄真実ししおまこと(黒羽麻璃央)が国家転覆を計っているという報せが届く。
剣心の跡を継ぎ人斬りとなった志々雄は明治政府の裏切りにあい全身を焼かれ暗殺されかけたことを恨みに、
京都の暗黒街で復讐を企てていた。

剣心は神谷薫(井頭愛海)や相楽左之助岐洲匠)ら止める仲間を後に京都へ向かった——。
かつての仇敵・斎藤一山口馬木也)、四乃森蒼紫しのもりあおし松下優也)もそれぞれの想いを胸に剣心を追う。
剣心は途中で出会ったくノ一・巻町操(鈴木梨央)と共に志々雄一派・瀬田宗次郎(加藤清史郎)、
本条鎌足奥野壮)、駒形由美(伶美うらら)と対峙するも、逆刃刀を折られてしまう。

志々雄を倒すべく、より強くなる為に剣心は師匠・比古清十郎(加藤和樹)の元を訪れる……。

www.ruroken-musical.com

 個人的に京都編、結構好きで子供の頃にアニメはそれこそテープが擦り切れるぐらい見てました。るろ剣に関しては、自分は面倒くさいタイプのオタクだと思っているんですが、このミュージカルが発表された当初は「京都編!?漫画の7巻から18巻まである話だけど、どこからどこまでやるの??!」とめちゃくちゃだるいことを思ってました。
普段はネタバレを避けるために舞台写真とかはなるべく見ないようにしてるんですが、今回はネタバレどころか結末までしっかりわかっているし、なんなら疑問解消のためにゲネプロの写真をためらいなく見ました。すると、斎藤一登場から志々雄との決闘まで、本当に最初から最後までやるようだと理解はしたんですが「ほんまか?」となんだかんだ疑心暗鬼のまま劇場へと向かいました。

 見終わった結論としては、割と原作通りとなっていて普通に楽しかったです。
具体的な話の進み方としては、まずは幕末の話(抜刀斎vs新選組鳥羽伏見の戦い終結、逆刃刀のやりとり・志々雄暗殺未遂)があってそのあとは原作通りの流れ(斎藤登場→剣心京都へ)でした。
新月村もあったし(嬉しい)、京都大火もあったし、十本刀との戦いも全員あったし、漫画で退場した人は舞台でも退場したし。おかげで内容盛りだくさんで新幹線並みのスピードで進んでいくし、見どころ&見どころ&見どころみたいなボリュームです。かませ犬(だと思ってる)の赤松と尖角がバッサリと削られてたのはちょっと笑った。
 インタビューで「あのセリフがないと思われるかもしれませんが、~…」と誰かが答えていたのを見かけて、「セリフまで覚えてないけどなぁ」と思ってましたが意外と覚えてたりするものですね。でもセリフだけじゃなく劇中のミュージカルナンバー(?)にも漫画のセリフがそのまま使われているものが全体的に結構あって嬉しかったです。

 中でもセリフではないんですが、剣心vs斎藤のところで嬉しいところがあって。神谷道場って全体を通してそこの一場面しか出てこないんですが、そこの門下生とか師範代が書いてある札が「なんか門下生多くない?」と思ってオペラグラスを覗いてみたら
 「加藤和之介」とか
 「松下優作」とか
 「山口雅彦」とか
 「黒羽麻丞」とか
出演者の名前をもじったものがあって「フフッ」となりました(「小池さん」も2人いらっしゃいました)。確かアニメでも薫と弥彦以外の門下生の名前は出演者の名前をもじったものになってたので、「あっ!アニメネタやん!」とテンション上がってたら、「塚山由太郎(予定)」を見つけてさらに嬉しくてニヤニヤしてました。マスクがあってよかった。

 ところで剣心役の小池さんマジやべぇ。ザ・剣心って感じでした。優しそうな雰囲気とか身軽で素早そうな動きとかまさにそれ~!何よりも斎藤、師匠、蒼紫との身長差とか、薫、操、弥彦との身長差とかもまじでまさにそれ。やべぇ。薫に別れを告げるシーン好きなんですが、セリフがほぼ同じだったことも相まってヤバヤバでした(語彙力)。ちょっともうちゃんとした文章を書く自信がないので「ここ好き」ポイントを思いつくままに箇条書きぐらいで書いていこうと思います。

 推しが演じた師匠と剣心の身長差ももちろん好きです。身長差萌えは特にないんですが今回はプラス体格差もあってかテンション上がる。あと、師匠関連で言えば奥義伝授とか剣心との出会いを丁寧にやってくれて嬉しい、ここ好き。やっぱ師匠はかっこいいし、自信家ナルシストを演じる推し最高~~~~。剣心が斬りかかるところのマントの感じも好き。
 それと葵屋の攻防で十本刀と戦うところも好きです。その中でも師匠vs不二が好きで漫画でもアニメでもよく見返してました。特に師匠がヒーロー見参よろしくマントをはためかせて登場するシーンがマジでかっこよくて好きなんですが、舞台でも同じようにかっこよく登場しててバチバチにテンション上がりました。その後の不二に語り掛けているところも好き。かっけぇ。
 ほかにも鎌足戦も好きなんですが、舞台では鎌足に結構注目(?)してもらえてて嬉しい。ただ原作、アニメと割とシリアスな感じでしたが今回は明るく「行くわよ~~~~!!」な感じで若干びっくりしました(笑) それと志々雄真実も全体的に好き。ゆったりした動きとか強キャラ感(実際に強いんですけど)とか由美と並んだ時の感じとか。方治と3人で地獄にいるところも大好きです。
 どのキャラクターも好きですが、(書かなくてよかったかもしれないけど)一番好きなのは斎藤一で結構活躍する場面が多かったと思うので個人的にはテンション上がりました。あと新選組時代の斎藤一を推しが演じててびっくりしました…。師匠だけだと思ってたので、なんか聞き馴染みのある声だな→ん!??えっ…?という感じでめちゃくちゃサプライズでした。

 それぞれのキャラがこうで~…とかって書くのはなんとなく違うかなと思ってできるだけ避けたつもりでしたが、めちゃくちゃ難しいしなんならこの感想自体かっこいいしか書いてないんだからなくてよくない?と思いました。でもるろ剣好きだし、ミュージカルを見てやっぱるろ剣面白いなと思わせてくれたから残しておきたいなと思って迷いながら公開ボタンを押しました。書こうと思えば志々雄のこのセリフが好きだとか、こういう考え方とか性格が好きだとか書いちゃいますけどそれって『るろ剣』という作品自体の感想であってミュージカルの感想じゃないしな…と思って。他媒体で先に内容知ってるからって考えなくていいようなことまで考えてる気がしてならないですが、とにかく、観劇後は楽しい~~~~~!ってなったし、3時間じゃ足りないと余韻にもっと浸りたくてアニメと漫画を見返したぐらいよかったです。